【ブログ】ベトナムこぼれ話

こんにちは。アセアン進出支援協会事務局の阿部です。

先日、外務省関係のOBでベトナムに深く関わっていた方から、
ベトナムについて色々と話しを聞かせて頂く機会がありました。
今回はその中で数あった話のうちのいくつかをピックアップして、

整理したいと思います。

今、ベトナムがアセアンで注目を集めていることは、
皆さんすでにご承知のことでしょう。
人口は1億人に迫らんとし、
経済成長は2015年以降、6%台を維持しています。
1人あたりのGDPは国全体では2300㌦台ですが、

首都のハノイやホーチミンではすでに4000~5500㌦といわれています。

そんなベトナムの経済を支えているのは、
外資系を中心とした「輸出加工型」の経済が中心となっています。
サムスンやLG電子といった、
携帯電話や電子部品を扱う韓国勢の投資額は日本のそれを大きく上回り、
外国からの直接投資額240億㌦のうち、
3分の1に迫る70億㌦が韓国からの投資が占めているといわれています。

これに対し、日本からの投資額は25億㌦だそうです。

こうした「輸出加工型」の経済は、
必然的にベトナムを国際競争の舞台へ立たせることになりました。
ベトナム戦争により、20~30年程アセアン先発国から出遅れたベトナムでしたが、
1985年のドイモイ政策で市場経済に舵を切ったあとは、
港湾や道路、電気といったインフラを整備し、

堅調に経済を伸ばしてきました。

しかし、順調に見えるベトナム経済に足かせがないわけではありません。
安価でかつ豊富な労働力を提供することで外資を呼び込んできたベトナムですが、
その結果として地場の産業を伸ばす努力が遅れているといわれています。
外資系企業の国内調達率の低さに、これらの一端が現れています。
ベトナム国内で加工する部品の調達は輸入で賄われ、

ベトナム国内で加工された製品が輸出されるという構図です。

また、中国による南シナ海問題が続いているなかで、
対中国の貿易依存度が高いという現実があります。
日本との貿易額150~200億㌦に対して、
中国との貿易額は600億㌦とも言われており、

経済面で対中国においては分が悪く強硬な姿勢にでられない一面を有しています。

しかし、民族の特徴としてよく聞かれる、
「向上意欲がある」
「粘り強い」
「知恵がある」
といったベトナムの人々の特性が、

こうした弱みをどこまで克服していくか注目されます。

ベトナムではIT分野の進展が目覚ましいこともあり、
これらが従来の産業と結びつけば、

さらなる発展が期待できることでしょう。

インバウンド、アウトバウンドの両面で、
当分の間、ベトナムへの注目が続きそうです。

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