【ブログ】To 香港

こんにちは。アセアン進出支援協会事務局の阿部です。

今回はアセアンではありませんが、香港へ来ています。

香港の概要を簡単に確認しておくと、
首都の定めはなく、東京都の半分くらいの面積に人口約729万人が暮らしており、

1人あたりのGDPは42,327米ドル(2015年)は日本を上回る数値となっています。

金融業や不動産業、観光業を主要な産業としている他、
中国を最大を貿易相手国とし、貿易額で世界で9番目の規模を誇り、

サービス経済を特徴とし、中国本土やアジア太平洋地域と強いつながりを有しています。

香港がイギリスの植民地支配下にあったことはまだ記憶に新しいですが、
1997年7月1日、香港は中国に返還され、
現在の香港は中華人民国の香港特別行政区という位置づけにおいて内政が執り行われています。
「一国二制度」と表現されるこの制度は、
香港特別行政区に「高度な自治」を認め社会主義と政策を実行せず、

従来の資本主義と生活方式を維持し、50年間は変えないと法律で定められました。

しかし、当地で20年以上に渡ってビジネスをしてきた方の話しによれば、
以前は香港島では英語が当たり前のように話されていたが、
英語教育が徐々にシュリンクしている現状があり、

英語を話せない若い人が増えてきている、という話しを聞きました。

また、香港経済の特徴には「法人税16.5%、個人所得税最高税率15%」などといったいくつかの特徴があり、
企業のしやすさというメリットが以前はありましたが、
最近では口座開設などの際の規制も厳しくなり、

自由度の幅が少なくなっているということでした。

輸出入ともに中国を最大の貿易相手国としていることもあり、
景気自体の動向は下がってはいないものの、
香港の魅力の一つである「自由さ」には少なからず陰りがみえているようです。
…そうはいっても貿易、金融、不動産、観光や流通といったサービス業がGDPの90%以上を占めている香港には、

様々な人種の訪港客で市外中心地は夜遅くまで多くの人で賑わっていました。

アセアンと香港の関係にも触れておくと、
今年9月にはアセアンと自由貿易協定(FTA)の締結の目処がたち、
11月にもFTA協定が締結される見通しといわれており、
アセアンにとっても香港を経由して様々なモノが行き交い、
香港からアセアン市場へのアクセスが向上することで、

貿易や投資の流れの強化が期待されているようです。

タイやベトナムといったインドシナ半島では、
各国を結ぶ経済回廊(道路インフラ)の量的整備が一定の成果をみせ、未来の
次は「質」の整備へとそのフェーズを変えていますが、
南シナ海を介して海路での輸送など交易が活発になれば、

アセアンにとっても更なる成長の足掛かりとなることが期待されるのは明らかでしょう。

香港の旅ははじまったばかりですが、

これまで沢山の人を魅了してきた一端に触れた気がします。

 

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